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16- D- 0329 201 6 年 7 月 2 6 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
東ソ
ー
株式会社
(証券コード:4042)【据置】
長期発行体格付 A
格付の見通し 安定的
■ 格付事由
(1) 総合化学大手の一角。塩ビ事業と MDI(ウレタン原料)事業から成る「ビニル・イソシアネート・チェー
ン」に特徴を有するほか、バイオサイエンスや有機化成品、高機能材料などの機能商品に強みを有する。
経営方針として、コモディティ分野(クロル・アルカリ、石油化学)とスペシャリティ分野(機能商品)
を両軸とする、「ハイブリッド経営」を志向。同経営方針の深化や中長期的な収益成長に向け、17/ 3 期か
ら中期経営計画(17/ 3 期∼19/ 3 期)を開始した。
(2) コモディティ分野は需要や市況変動リスクを抱えるが、石油化学はエチレン自消率が高く、自社ナフサク
ラッカーを高稼働で維持しやすい構造となっている。また、需要増加に対応した能力増強などで機能商品
の収益が拡大してきている。経営方針に沿って事業間の収益バランスが良化してきており、全社収益は高
水準で安定してきている。今後、成長投資の拡大が計画されているが、財務規律を重視する方針も堅持さ
れており、当面、健全な財務状況を維持できると考えられる。以上を踏まえ、格付を据え置き、見通しも
安定的とした。
(3) 17/ 3 期会社計画では営業利益 720 億円(16/ 3 期 694 億円)と、2 期連続で過去最高益の更新を見込む。
コモディティ分野は原料価格の低下や、前期に生じた在庫評価のマイナス影響が解消することなどが増益
要因となる。また、機能商品は引き続き 300 億円台の営業利益を確保し、全社収益を底支えする見込み。
足元、会社前提に比べ円高基調となっている点はマイナス要因となるが、製品需要に特段の変化は生じて
いない。当面、収益は堅調に推移すると J C R では想定している。
(4) 財務構成は近年、顕著に改善が進んだ。大型投資の影響などで有利子負債は 09/ 3 期末に 4, 356 億円にま
で増加したが、投資抑制などを背景に 16/ 3 期末では 1, 996 億円に削減が進展。一方、収益水準の向上に
加え、増資(15 年 7 月)の効果もあり、16/ 3 期末自己資本は 3, 402 億円と 09/ 3 期末に比べ倍増以上に拡
充された。この結果、ネット DE R は 09/ 3 期末 2. 4 倍から 16/ 3 期末では 0. 4 倍に低下した。中期経営計画
では、M&A を含め 1, 600億円の投資支出が予定されている。前 3ヵ年に比べ大幅に増額されるが、所要
資金は自己資金で対応可能と考えられる。
(担当)涛岡 由典・藤田 剛志 ■ 格付対象
発行体:東ソー株式会社
【据置】
対象 格付 見通し
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 7 月 21 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎
主任格付アナリスト:涛岡 由典
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「化学」(2012 年 3 月 26 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 東ソー株式会社
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則
17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先